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ゴルフにおける行動目標と結果目標とは?

 

 

結果目標と行動目標との違い~ゴルフ編

 

スポーツにおいて、目標設定はパフォーマンス向上の鍵です。特にゴルフのような個人競技では、目標の種類とその設定方法が重要です。

今回は「結果目標」「行動目標」との違いについて説明し、それをゴルフにどう活用するかを考えてみましょう。

 

 

結果目標 (Outcome Goals)

結果目標は、試合や大会での成果に焦点を当てた目標です。例えば、次のような目標があります。

 

  • トーナメントでトップ10入りする

強豪ひしめく大会でトップ10に入ることを目指します。

  • ベストスコアを更新する

自己ベスト70を超えるために努力します。

  • ハンディキャップを特定の数値まで下げる

現在のハンディキャップを+4にするなど具体的な数値を設定します。

  • 特定の大会で優勝する

全国大会での優勝を目指して準備を進めます。

 

結果目標は、「選手がコントロールできない要素」(他の選手のパフォーマンスや天候など)にも影響されるため、達成が保証されているわけではありません。

 

 

行動目標 (Process Goals)

行動目標は、特定の行動や技術の改善に焦点を当てた目標です。

結果そのものではなく、どのようにプレーするかを重視します。例えば、以下のような目標があります。

 

  • 正しいグリップを維持する

常に同じ握り方を保つことでショットの安定感を増すことができます。

  • 精度を上げるため打ち分けの練習をする

10、20、30、50ヤードなど、試合を想定した打ち分け練習を行うことで技術の精度を上げます。

  • スイングのリズムを安定させる

スイングのリズムを一定に保つことを意識することで、プレッシャーの中でも安定したプレーが可能になります。

  • プランを信じて遂行する

試合前に立てたプランを信じて、その通りに遂行することを意識します。

 

行動目標は、「選手が直接コントロールできる要素」で、技術向上やメンタルの強化に直結します。

 

 

結果・行動目標.jpg

 

 

 

 

 

ゴルフにおける活用方法

試合中のメンタルにも作用する行動目標

ゴルフでは、「結果目標」と「行動目標」をバランスよく設定することが重要です。

 

目標設定において、多くの人が「結果目標」に焦点を当てがちです。

確かに「結果目標」は、明確なゴールを設定し、モチベーションを高めるために重要ですが、試合中にプレッシャーを感じ、自己評価が過度に結果に依存してしまうことがあります。これが、プレーを追い詰める原因となることもしばしばです。

そのため、「結果目標」を設定するだけでなく、「行動目標」を必ず設定することが重要です。

 

「行動目標」は、自分がコントロールできる具体的なアクションに焦点を当てるもので、試合中に意識するべきことを明確にします。

たとえば、「一打一打に集中する」「自分のリズムを守ってプレーする」などです。

 

「行動目標」を設定することで、目標達成に向けてのプロセスに集中し、プレッシャーを和らげることができます。結果に対する過度の不安を減らし、自分のプレーに集中するための手助けとなります。

 

目標達成への道は、具体的な行動から始まります。

「結果目標」と「行動目標」の両方をバランスよく設定し、試合中のパフォーマンスを最大限に引き出しましょう。

 

 

 

 

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2024/08/05  Crystal Blanca