感情を知る、しるべ
感情を色で表す心理的効果は、文化や個人の経験によって異なります。
一般的には以下のような色と感情の関連が考えられていますが、すべての人に当てはまるわけではありません。
しかし、感情や心の状態は、時に言葉で表現しづらいことがあります。不安やモヤモヤした気持ちなどの感情を色彩で例えることを通じて、それらをより明確に理解し、言語化することができます。
今の感情を色で例えてみてください。それはあなたの「感情のサイン」です。
ほかの色の意味はこちらから。
Orange - 橙
一般的なオレンジの心理的効果のいくつかをご紹介します。
活力:
オレンジは「活気に満ちたエネルギー」を象徴します。この色は「元気」や「活力」を引き出すのみではなく、人々の「注意を引く」役割も果たします。スポーツブランドやエネルギー飲料などで広告に使用されることがよくあります。最近では整骨院の看板でもよく見られます。
「元気にやっていこう」
楽しさ:
オレンジは「楽しさ」や「陽気さ」を連想させます。この色は陽気な雰囲気を作り出し、楽しいイベントや活動を関連付けるのに使われます。この楽しさから転じて「幸福感」を表すこともあります。
「今は楽しいことをみつけたい」
社交性:
オレンジは「社交性」や「友情」を象徴します。この色は友達との楽しい時間を表現し、協力やチームワークを強調するのに使われることがあります。一人ではなく、仲間とともに何か楽しみたい気持ちを表すこともあります。
「みんなで一緒にプロジェクトを成功させるぞ!」
探究心:
オレンジは「新しいアイデア」や「冒険」を連想させます。新しい技術を探したり、もっと楽しいと思えることを探すために、足取り軽くさまざまなところへ刺激を求めて動きます。
「わくわくすることがやりたい」
コンプレックス:
オレンジは社交性を象徴することから転じて、承認欲求を表すことがあります。仲間のなかで認められない「寂しさ」や他人と比較される「劣等感」を表すこともあります。
「なかなか認めてもらえなくて辛い」
オレンジは暖色系の一部であり、ポジティブで明るい感情を表現するのに効果的な色です。しかし、その色が美しくみえないときには、オレンジらしく振る舞えていないことが要因のときもあります。そんな自分の中にあるネガティブな感情と向き合うことも「気づき」につながります。